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トップページ > 倫理綱領・行動規範


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●私たちは、利用者一人ひとりをかけがえのない仲間として尊敬します。
●私たちは、利用者一人ひとりの違いを大切にします。
●私たちは、利用者が決めたことを尊重します。
●私たちは、利用者の安全を守り、安心できる快適なくらしをつくります。
●私たちは、利用者とともに積極的に地域活動へ参加し、社会に貢献します。
●私たちは、地域のニーズに応え、社会福祉の充実につとめます。
●私たちは、一切の差別を許さず、自らの言葉、行動に責任を持ち、常に反省し学ぶ心を持ち続けます。 |

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施設において職員と利用者は縦の関係にあります。私たちは都合の悪い訴えに対して威圧的対応を
とってしまいます。威圧的な態度は利用者を萎縮させ、エンパワメントを欠如させます。利用者の
言葉にならない思いをくみとる為の手段として、威圧は最も無意味です。私たちはその縦の関係の
象徴である威圧を一切なくし、『対等な関係』を目指します。
(1)いかなる場合も暴力をふるわない。
(2)名前を呼び捨てにしない(必ず「さん付」でよぶ)。
(3)威圧感を与えるような態度をとらない。
(4)言うことをきかせようとして、命令口調で言わない。
(5)遠くから大きな声で呼ばない、注意しない。
(6)スタッフの感情を利用者にぶつけない。
(7)急がせようとして押したり引っ張ったりしない。 |

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私たち職員は、利用者の発言に対して誠実に対応していかなくてはなりません。しかし、施設にし
かないルールに利用者を当てはめてしまい、職員の都合によって発言や要望は切り捨てられる事が
あります。そうした対応は、利用者の権利を奪い自主性を失わせてしまう事になります。私たちは、
自分の事は自分で決めるという利用者の当たり前の権利を守ります。
(1)利用者の気持ちを察することなく、行動を無理矢理やめさせようとしない。
(2)利用者の意見を聞かずに、勝手に計画などを決めない。
(3)はじめから出来ないと決めつけない。
(4)決めつけた行動、判断をしない。
(5)すぐに否定的なことばなり言わない。 |

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私たち職員は、自分で気付かないうちに利用者を軽く見る行為をしています。利用者が「喜んでい
るから」、「否定しないから」と思い込み、本心を理解しない行為が積み重なることで利用者はプ
ライドを失います。またチャレンジする気持ちやチャンスも失います。私たちは利用者が見下され
ない権利を守ります。
(1)子ども扱いした対応をしない。
(2)できることまで手を貸さない。 |

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私たち職員は、利用者に対して無意識に尊厳を傷つけている事が数多くあります。利用者の精神的、
生理的な面に対して配慮し、ストレスや不安を与えるような態度は取らず、利用者とのコミュニケ
ーションを図り、安心できる支援をします。
(1)無視をしない。
(2)理由も伝えず物を取り上げない。
(3)本人の嫌がることをしない。 |

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私たち職員は、利用者に対して興味のなさから雑な関わりをしてしまいます。それによって利用者
は、相手にしてもらえない、自分に気付いてもらえないという不安を抱き、孤独を感じています。
私たちは絶えず利用者の声に耳を傾け、自己主張を守ります。
(1)声かけをせずシャンプーなどをつけない。
(2)夜眠いからといって対応を怠らない。
(3)「待って」と言ったことをほったらかしにしない。
(4)丁寧さに欠けた対応をとらない。
(5)上履きのままトイレに入らない。 |

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人には誰にでも触れられたくない、知られたくない事があります。それは利用者も同じです。しか
し職員は人前で排泄の話しをしたり、利用者の同意なく私物に触ったりしてしまいます。そのよう
な軽視した態度で、利用者の尊厳をおとしめる事なく、人として当たり前の生活と環境をまもります。
(1)他人の目に触れる場所で、着替えの介助をしない。
(2)勝手に私物に触れない。
(3)人前で平気で排泄物の話をしない。
(4)ノックをせずに居室に入らない。 |

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私たち職員は、利用者の身なりに対して、見て見ぬ振りをして放っておくことがよくあります。利
用者の生活や活動において、季節や時と場所に適した衣類を準備し、衛生面に配慮した快適な生活
が過ごせるよう支援します。
(1)ヒゲや爪が伸びたまま放っておかない。
(2)服の乱れに気づきながら放っておかない。
(3)季節外れな服装を見て放っておかない。 |
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